■タンク一体型トイレって何?
タンク一体型トイレとは、便器と水を溜めるタンクが一緒になったトイレのことです。
従来型の水洗トイレは、便器とタンクが別れていて金属パイプで接続されていました。この金属パイプがなく、便器とタンクが陶器で一体成形されているのが、タンク一体型トイレです。
タンク一体型トイレはタンクレストイレと混同されがちですが、二つはまったくの別物です。タンクレストイレは水を溜めるタンクをなくした製品です。それに対し、タンク一体型トイレには水を溜めるタンクが付いています。タンク一体型トイレは、タンクはあるけれど従来製品よりも目立たなくなった製品なのです。
■タンク一体型トイレの長所は?
タンク一体型トイレには、大きく分けて二つの長所があります。まず、見た目がお洒落であることがあげられます。タンクが目立ちにくいので、すっきりした印象となっています。
もう一つの長所は、掃除が楽になることです。タンクと便器をつなぐ金属パイプを拭き掃除する必要がなくなります。そして、金属パイプがなくなるので、床掃除をするときに邪魔が少ないのもメリットです。床掃除が楽になることも、タンク一体型トイレの長所となっています。
■タンク一体型トイレに短所はないの?
一見タンクがないようですが、実はタンクがあるので、タンクのないトイレよりも洗練度が劣ります。そしてタンクがあるため、水を流す・止めるという機構に生じる故障と無縁ではありません。従来型の水洗トイレと同様に、水洗の故障があり得るのです。
もう一つ、従来型のトイレよりも若干値段が高くなります。タンクのないトイレほど値段は上がらないのですが、従来型よりも高くなるのが普通です。それもタンク一体型トイレの短所といえるでしょう。
過去のコラムはこちら
Copyright(C) 水まわりワークス All Rights Reserved. Product by