大きな布のことを「風呂敷」と言います。大きな布と風呂に、一体どのような関係があるのでしょうか?
■風呂敷を使う場所
大きな布は様々なものを包むのに便利です。実は、風呂敷はその名の通り風呂場で使われていました。
昔は公衆浴場にロッカーなど無く、自分の衣類は他人のものと間違わないように、風呂敷で包んでいました。
更に、当時の人々は、お風呂上りに衣類を包んでいた布を広げて床に敷き、その上で身づくろいをしていたそうです。
風呂場に持っていき、衣類を包んだり敷いたりして使う・・・・・・。そのことから、風呂の時に使うような大きな布を「風呂敷」と呼ぶようになりました。
■昔の入浴スタイル
昔は蒸し風呂が主流で、多くの人が一緒に入浴するのが当たり前でした。
しかし、裸でお風呂に入るのは風紀や衛生上の問題があるとされていたため、薄い着物を着て入浴していたそうです。江戸時代の中頃までは、男性は湯ふんどし、女性は湯巻(腰巻)をつけて風呂に入っていました。
日々、進化し形式を変えていくお風呂。
これから先、お風呂や入浴スタイルがどのように変わっていくのか、楽しみでもありますね。
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