公共施設のトイレでは、どのくらいの人がトイレの温水洗浄機能を利用しているでしょうか?
近年、日本のトイレは温水洗浄便座が一般的になりました。ご自宅では多くの方がお尻の洗浄等に温水洗浄機能を利用していると思いますが、外出先では抵抗があるという方も多いようです。
■なぜ利用したくないのか?
不特定多数の人々が利用するショッピングモールや公共施設等のトイレでは、他の人がお尻を洗ったノズルが清潔かどうか気になり、同じノズルを使うことに抵抗がある人も多いのではないでしょうか。
また、古くてあまりキレイではないトイレの場合も、ノズルから出てくる水が不衛生な気持ちがして、利用するのを躊躇する場合が多いようです。
■実際、衛生面ではどうなの?
温水洗浄便座が原因で疾病にいたった事例は、特に報告されていないようです。
また、現在販売されている温水洗浄機能のノズルは、抗菌ノズルであったり、ノズルの自動クリーニング機能がついているものもあります。
そいういったタイプのものではない場合でも、吐水の水質には特に影響がなく、環境により多少の細菌が増えることはあっても、お風呂のお湯程度なため、それが原因で病気になることはないようです。
■温水洗浄便座の普及率
ちなみに、内閣府・消費動向調査によると、温水洗浄便座の一般世帯での普及率は、地域差はありますが、2016年3月には約80%を超えたようです。
もちろん、洗浄機能がなくても十分役目をはたしているトイレですが、より快適でより清潔さを求める日本人には必需品のようです。
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